アメリカン スナイパー

残念なことにアカデミー賞の主要部門は逃しましたな。


あの映画が事実に基づいておるのは周知ですが、イーストウッド監督がどうしても描き切れなかったエピソードが1つだけあることは、あまり知られておらんでしょう?


正確には、描けなかったと言うよりも、そのエピソードを入れると別物の映画になってしまうので、あえて外したわけですが。


死なない老婆の話ですな。


あのスナイパーが何度ライフルで額を撃ち抜いても殺せない黄色人種の老婆が、イラクの首都バクダットにおったらしいので。

そんな紛争地帯で、いったい何を謀んでいたかは不明ですが、言うまでもなく、斉藤吉智の母親ですな。


500mの遠方から大口径ライフルで、頭の右半分を吹き飛ばされ、脳髄を派手に撒き散らしながらも、スコープの中の彼女は平然と歩調を乱すことすらなかったそうな。


間髪を置かずモサドが、全勢力を傾けて彼女の第情報収集に動いたのは、流石と言うべきでしょうな。