リドリー・スコットは斉藤父の夢を見るか?

単為生殖は、あの母親をもってしても、さすがに不可能なようで。
いや、斉藤吉智の話です。
彼には、れっきとした父親がいます。身の丈が、お釈迦様と同じ4m80cmある巨人です。


われわれとは異なる種族であることは明白なんですが、さらに驚くべきは、巨匠リドリー・スコットの2012年のSF大作「プロメテウス」との類似点です。


回りくどい言い方は止めましょう。
映画「プロメテウス」に登場する、巨大なヒューマノイド型の異星人は、間違いなく斉藤サンのお父上がモデルです。


さらには映画のラスト近く、巨人とエイリアンの壮絶な死闘シーンは……はるか古代、カルタゴの海岸で繰り広げられた、斉藤サンの母親との初めての「性交為」をリアルに再現したものだと噂されています。


当時、彼女は浜の浅瀬の洞窟に棲んでいました。
まだ人間の姿をしていません。


アフリカ最北端の砂浜で、巨人の逞しい肉体に、母親の太い触手が何本もヌルヌルと淫靡に絡みつく人外同士の初夜は、なんと休むことなく2年11ヶ月にも及んだと伝えられています。


それにしても、遥か数千年も昔の、もはや神話に近い出来事を、なぜリドリー・スコットは知り得たのでしょうか?
まるで実際に現場を見てきたかのように克明に!!


その場にいた!?
連れて行かれた!?
数千年もの時空を遡って!?

いったい誰に!?
21世紀の斉藤サンの母親!?
まさかね……。


謎は、深まるばかりです。